オオタ マコト
  太田 眞   スポーツ・健康科学部 健康科学科   教授
■ 標題
  100kmウルトラマラソンにおける循環器系応答と運動誘発性酸化ストレスに関する検討
■ 概要
  100Kmマラソンでは最も過酷といわれる某大会(高低差が600mで、ほとんどがアップダウンで平坦地はなく過激なコース)にてその安全性を確認するためにスポーツ医学な検証を心機能および酸化ストレスの面から行ったので報告する。その結果、競技中は重症不整脈は認めないものの心機能は一時的に低下したが生理的正常内であった。その低下の程度と運動によって産生された活性酸素の増加の程度(尿中バイオピリン測定)は何らかの関連があるものと推測された。心拍数はスタート直後からほぼ最高心拍数となりゴールするまで心拍数は穏やかな低下傾向を認めた。この現象に関して①慣れの現象、②HF/LF(副交感神経)の亢進の可能性。③生体適応なのか破綻なのかの検討の必要性がある。以上、100Kmウルトラマラソンの心機能動態、心拍応答および酸化ストレス反応が明らかとなり100Kmウルトラマラソンの安全性が確認された。今後、安全性の維持には定期的な健康診断受診など医学的管理の継続性が重要と思われる。
  単著   ランニング学研究   日本ランニング学会   22,39-43頁   2011


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