オオタ マコト
  太田 眞   スポーツ・健康科学部 健康科学科   教授
■ 標題
  透析療法のコツと落とし穴
■ 概要
  椿原美治、菊池健次郎、徳下正憲、東海林隆男、安永親生ほか。(In:)浅野泰編。分担執筆 透析心の診断とQOLを見据えた治療。太田眞:117-119。長年にわたり透析患者の死亡原因の第一位が「心不全」で独占されており、透析患者の多くは長期の高血圧に代表される後負荷とドライウエイトの設定、水分管理に代表される前負荷が複雑に関係するいわゆる潜在的慢性心不全状態あるいはその予備群といっても過言ではでなない。また糖尿病腎症に基づく導入例の急増は冠動脈硬化および糖尿病自体による代謝性心筋疾患の合併など心機能障害をとりまくさらに環境は厳しく複雑になってきている。その中の難治性心不全の原因の1型として「透析心」が提唱された。拡張型心筋症(DCM)の概念の変遷にともない尿毒性心筋症とは一線をおいた「透析心」は安定透析を維持する上で臨床上重要な症候群である。心不全については虚血性心疾患および弁膜疾患が原因の場合は透へ患者の特徴を理解すれば非透析患者と同様の方針で治療戦略自体は比較的容易である。しかし除外診断が最も大切な「透析心」においては腎移植が極めて有効な治療法の一つと現在のところ考えられている。
  共著   中山書店      2003


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