コバヤシ ハルキ
  小林 春樹   東洋研究所 東洋研究所   教授
■ 標題
  二十五史における「蘭」の用例の検討-歴史書を援用した文学研究に関する試論-
■ 概要
  正史にみられる「蘭」、すなわちフジバカマの用例を子細に定量的・定性的に検討すると、(1)清廉潔白の士のメタファー、(2)世にうけいれられずに隠世を余儀なくされた不遇の人士のメタファー、等々の、率然とした文学作品研究からは明らかにできない隠喩性が明らかになる。因みにそれこそが『楚辞』における「君子」のイメージそのものであって、『楚辞』における君子像は単に清廉潔白な、高邁なる君子ではなく、世にうけいれられることができぬままに不遇をかさつ人士であったことが闡明になる。この一例からも知られるように文学研究をすすめ
  単著   財団法人無窮会「東洋文化」復刊第95号      2005/10


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