コバヤシ ハルキ
  小林 春樹   東洋研究所 東洋研究所   教授
■ 標題
  「班固とヘロドトス-両者における社会思想の類似性を中心として-」
■ 概要
  古代史上、最も重要な歴史家が司馬遷、班固、ヘロドトスであることについては異論はないであろう。しかし、司馬遷と後二者との間には、司馬遷が太史令という国立天文台長として広汎な暦学的知識にもとづき、確固たる宇宙観や天文観を確立していたのに対し、後二者はそれほど体系的なコスモロジーを有してはいなかった、という相違点がある。小稿ではそのような観点から、上記三人の歴史家と、その著書の特色を比較検討して、司馬遷と、班固・ヘロドトスとの立場の相違点を、暦学という視点から明らかにした。
  単著   「歴史と地理」381号      1987/05


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.