コバヤシ ハルキ
  小林 春樹   東洋研究所 東洋研究所   教授
■ 標題
  『漢書』「外戚伝」の構成について」
■ 概要
  「元后伝」「王芬伝」とともに『漢書』の末尾に描かれ、「外戚列伝」の態を為している「外戚伝」は、前漢の皇帝、とくに成辛の事蹟を中心に、その愚行が結果的に前漢の帝系を断絶に導き、ひいては前漢の滅亡と王芬の抬頭、そして「新」王朝成立を招来したことを冷徹かつ批判的視点から事実を中心として描いた扁目であったことを確認した。そのうえで、「外戚伝」をその末尾に布置した『漢書』とその編者の意図が、前漢滅亡と王芬および「新」の成立の必然性、不可避性を闡明することにあった可能性が高いことを指摘した。
  単著   『東洋研究』第168号(レフェリー制)   大東文化大学東洋研究所刊行      2008/07


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.