コミナト コウジ
  小湊 浩二   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  戦後の公的職業訓練制度の確立とその諸問題(2)――炭鉱離職者と職業紹介・職業訓練――
■ 概要
  本論文は、戦後の職業訓練制度の機能と変化を、職業訓練法制定後に起こった大規模な労働力移動である炭鉱離職者問題を通して考察したものである。すなわち離職者の求職・斡旋・再就職状況、ならびに職業訓練所入所実態等から、①炭鉱離職が中小炭鉱や、臨時夫・請負夫での再雇入と平行する過程であり、その背景にエネルギー安全保障上の国の相反する姿勢の混在があること、②離職が本格化してから時間をおいて職業訓練所入所へのニーズが高まること、③この離職者対策には、日経連がはじめ現実的提案をするが、就職難が深刻化してからは、総評・炭労の闘争が、政策上の大きな変化をもたらしたものであること、などの状況を見出している。
  単著   『東洋研究』第187号、69~102頁。      2013/01


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