コミナト コウジ
  小湊 浩二   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  自動車部品産業における業者の参入・退出と従業員規模――1960年代以降の愛知県刈谷市を対象に――
■ 概要
  本論文は愛知県刈谷市を対象に、自動車部品業者の参入・退出と従業員規模の拡大・縮小を分析したものである。完成車メーカーの影響力の強い地域を対象に、当該産業での企業間関係、階層性との関わりで部品業者の動き方を考察したものである。得られた結果として第一に、同規模存続率が石油危機時に比べると上昇傾向をみるなど、存続している業者については規模的に「安定化」する傾向を示したといえるが、他方、退出率は振幅が大きいまま推移し、しかもバブル崩壊後に再び動きは流動的になっている。第二に、参入・退出率については業者の従業員規模と関係がたしかにみられるが、従業員規模の拡大・縮小については規模とに因果関係は見出し難かった。すなわち退出業者が小規模に多いことをもって、小規模ほど従業員を削減するというようには判断できないという結果になった。
  単著   『大東文化大学紀要〈社会科学〉』第52号、1~19頁。      2014/03


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