ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  『コンテクストデザイン戦略』「第2部 第2章 新事業創造のコンテクストデザイン」
■ 概要
  本章では、3つの事例分析を通じて、コンテクストデザインを通じて新規事業を創造するために必要なマネジメントのあり方を提示する。清川メッキはめっきという成熟分野で“環境に優しい”“社会に役立つ”めっきという背景のストーリーを紡ぎ、“ナノめっき”という新事業を創造している。小原歯車工業の“標準歯車”事業において、同社は受注品が中心であった歯車ビジネスで、自主企画によって受注プロセスを省き、在庫管理やカタログ販売といったプロセスを付加する、というように過程のコンテクストデザインにより新事業を創造している。良品計画による無印良品事業は、当初西友のPBから発展したものであるが、低価格ではなく、個々のアイテムの組み合わせ、編集といったコンセプトから物事の本質に基づく暮らし、生活スタイル全体の提案をビジネスとしている。これら3つの事例分析から、コンテクストデザインを構築することで新事業を創造するには①業界の常識を超えた発想の転換が重要になること、②日々の活動を通じてコンテクストを更新、修正していくこと、③コンテクストの社会的な合意を獲得することが必要であること、がインプリケーションとして導かれた。
  共著   芙蓉書房出版   113-134頁   2012/11


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