シノナガ ノブタカ
  篠永 宣孝   経済学部 社会経済学科   教授
■ 標題
  「京漢鉄道建設とフランスの外交・金融協力 (下)」
■ 概要
  日清戦争後の中国で、フランスはとりわけ軍事力を背景とした「砲艦外交」、仏外務省主導の下に「鉄道外交」を展開した。フランスの主たる目的は、鉄道建設を媒介としてイギリスの支配する中国の中枢部・揚子江流域に侵入することによって、中国におけるイギリスの商業的経済的政治的優位を打破し、フランスの影響力を扶植することにあった。このフランス鉄道帝国主義の最も大規模な事業は、ベルギーとの共同事業という装いで開始した京漢鉄道建設で、北京(盧溝橋)から中国中央部を南北に縦貫して漢口を結ぶ中国初の大幹線鉄道(1200km)の建設であった。本稿は、この京漢鉄道建設の経緯や実態、フランスの外交・金融協力の実態を、主として仏外務省のアルシーブに基づいて実証的に跡づけたもの。
  単著   経済論集   大東文化大学経済学会   (85),29-47頁   2005/07


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.