シノナガ ノブタカ
  篠永 宣孝   経済学部 社会経済学科   教授
■ 標題
  「駐日大使クローデルとフランスの極東政策」
■ 概要
  詩人・劇作家として著名なポール・クローデルは、キャリア外交官としても一流で戦間期の仏外交の主軸をなすブリアン=ベルトロ路線に列なる重要人物であった。駐日大使として赴任したクローデルは、大戦後の国際社会の中で孤立を深める日仏両国の類似性・補完性を見て取り、日仏接近、日仏関係の強化(政治・軍事・経済・文化関係を絡めた日仏関係の緊密化)に尽力したが、日仏間の共通利害の設定や相互依存システムの構築は容易に進まなかった。クローデルが積極的に-日本側は受動的に-求めた日仏関係の緊密化は殊のほか困難であった。クローデル外交の最大の功績は、東京・京都日仏会館の設立、日本の画家・芸術家・詩人・文人・学者との親交や日本の伝統文化・芸術との接触によってもたらされた日仏相互理解の深化・日仏文化交流の発展であった。
  単著   『早稲田政治経済学雑誌』   早稲田大学政治経済学会   (368),2-20頁   2007/07


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