グンジ ヒロシ
  郡司 大志   経済学部 現代経済学科   教授
■ 標題
  An Industrial-Organization Approach to Conventional and Unconventional Monetary Policy
■ 概要
  本稿では、内生的な貨幣供給による信用創造のある銀行業の産業組織モデルを用いて、伝統的・非伝統的金融政策のマネーストックへの効果を検証する。後者については、量的緩和、質的緩和、準備預金へのマイナス金利政策を考える。主な結論は、第1に、伝統的な金利政策のマネーストックへの効果は、パラメータに依存して、正にも負にもなる。つまり、伝統的金融政策の効果は明確でない可能性がある。第2に、国債を買切り準備預金を増加させるような量的緩和政策は、マネーストック・銀行貸出・預金・銀行保有の民間資産のいずれに対しても無効である。第3に、民間資産を買切るような質的緩和政策の効果は曖昧であるが、銀行数が十分に多い場合にはその効果は付利の効果とほぼ同じになる。第4に、マイナス金利政策の効果は非常に複雑である。
  Hiroshi Gunji and Kenji Miyazaki
  共著   SSRN      2019/06


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