クズメ トモヒデ
  葛目 知秀   経済学部 社会経済学科   准教授
■ 標題
  オランダ病・NRC仮説と金融発展度:サーベイ
■ 概要
  本論文の目的は資源国を分析対象として研究されているオランダ病(the Dutch Disease)と、その広範な概念として位置づけられるNRC(「天然資源の呪い」:Natural Resource Curse)仮説に対する議論を整理した上で、特にオランダ病・NRC仮説の負の影響を緩和する条件としての金融発展度に着目して先行研究をサーベイし、資源国経済における金融部門の果たすべき役割を考察することである。オランダ病・NRC仮説と金融発展度の関係では、天然資源収入のボラティリティ、経済成長にプラスの影響をもたらす金融発展度の閾値、天然資源投資効率を向上させる効果、金融発展度の地域間格差について詳細に検討した。上記の論点はいずれも資源国経済における天然資源の効率的利用や持続的な経済成長に必要不可欠な要素であるが、発展的な課題も残されている。
  単著   大東文化大学経済研究所ディスカッションペーパー No.21-3   大東文化大学経済研究所      2021/05


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