コジマ ヒデオ
  小島 秀夫   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  名誉毀損罪における事実証明規定をめぐる規範論的考察
■ 概要
  本稿は、刑法230条の2の法的性格と真実性の誤信に関する問題を規範論の観点から考察したものである。当該規定は、刑法上違法性が認められたとしても、憲法で保障される表現の自由を考慮し、刑罰必要性が認められない場合があることを示した刑罰必要性阻却事由である。その一方で、230条の2における真実性の誤信については、行為者が十分な調査を行い、確実な資料や根拠に基づいて事実を摘示した場合、行為無価値が存在しない。行動規範論の問題と制裁規範論の問題を適切に区別すべきであることを主張した。
  単著   大東法学   28(2),1-30頁   2019/03


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