コジマ ヒデオ
  小島 秀夫   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  〔外国文献紹介〕アルミン・エングレンダー「実質的法益論を憲法によってよみがえらせることは可能か?」
■ 概要
  本稿は、2017年1月11日に行われた大東文化大学法学研究所第70回研究会において報告・紹介した内容の一部である。紹介した当該論文は、2016年5月15日にアウクスブルク大学で開かれたドイツ語圏刑法教員学会における共同研究「近代立憲国家における法益論の重要性」の話題提供として、エングレンダー教授自身が報告した内容をまとめたものである。報告では、実質的法益概念に基づく法益保護主義と非実証主義の関連性を指摘した上で、法実証主義の立場から法益保護主義に徹底した批判を加えていた。エングレンダー教授の立場からすれば、法益はまさに「法」益であって「非法的」益ではない以上、法益概念に実定性が要求されることになる。この実定性を要求するという意味が、形式的法益概念における「形式的」という形容詞に込められていると考えられよう。
  単著   大東文化大学法学研究所報   (37),43-48頁   2017/03


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