コジマ ヒデオ
  小島 秀夫   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  幇助の不法と可罰性の限界―規範構造と故意内容をめぐって―
■ 概要
  本論文は、2011年度明治大学大学院法学研究科に提出した博士学位請求論文である。ドイツ刑法学を比較法の対象としながら、規範論的考察に基づき、幇助者の故意に着目したうえで、幇助犯の成否を論究した。その際、刑法の課題である法益保護と行動の自由および謙抑性に基づく刑罰権の補充性との折り合いに正面から取り組み、共犯の基礎理論を再検討した。また、幇助犯論が犯罪論の試金石となるとの意識の下で、いわゆる中立的行為による幇助の事例などをを引き合いに、客観的帰属論や故意帰属論の解明を試みている。さらに、幇助犯における正犯行為の意義を考察することで、現実に発生した結果や因果経過に関する通説的な理解に再検討を迫る契機を示した。
  単著   明治大学大学院事務室      2012/03


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